INSTINCT MACHINEGUN

ポケモン好きのサンガサポ。夫はセレッソサポのパンダ氏。ゆるすぎる観戦記やら旅行記やら。

2010年J1第34節 京都×FC東京

最終節ぐらいちゃんと観戦レポ的な感想書いとこう。


気づけば師走に入り、今年の最終戦がやってきた。
今年はサポーター仲間や観戦仲間(酒飲み仲間ともいう)もたくさんできて、とてもいい一年だったなぁ。
そんな一年を締めくくる試合。

対戦相手はFC東京
残留争い最終戦とあって、たくさんのサポーターさんたちが集まっていました。
皆さんすごく応援に気合が入ってて圧倒されました。ウエーブすごかった!
ホームB細すぎてワロタwwwそしてそのホームBもほぼ青赤というw
自分たちも降格が決まってるとはいえ、最終節で残留のかかった相手と対戦するのは複雑な気持ち。

大剛の100試合&お誕生日記念ダンマク。
大剛100試合だったのか、知らなかったお…!


そしてこの試合は、たくさんの別れを含んだ試合。
サンガにとってJ1最後の試合であることはもちろんのこと、サンガのためにプレーだけでなく、サッカーとは関係ない部分でも大活躍してくれた、柳沢敦とのお別れの試合。

最後のドット絵、ちゃんと写真に残しておいた。


いよいよ試合開始。と思ったら、あれいつもとエンドが違う(・ω・;)
いつもは前半、サンガがアウェイ席側に向かって攻めるでしょ? それが今回は、サンガがホーム側に向かって攻めるようになってた!
残留争いとあって、FC東京のゴールの瞬間を写真に収めようとゴール横に集っていた報道陣の方々が、慌てて逆側のゴールへと走っていく民族大移動が見れて非常に面白かったです。

試合開始前に猛ダッシュしていた報道陣の方々。(写真は後半の模様です。)


試合は、東京側が硬くなっていたのか、サンガが最後になって良くなったのかはわからなかったけど、
今日になって思うと、選手達は秋田さんが退任することを知ってたんじゃないかなぁと思う。
それで秋田さんのために、あそこまで頑張れたんじゃないかなぁ。
でもサンガが攻めてたり、先制点取ったりってことは最近経験してなかったので、どういうリアクションしていいのかわからなかった(笑)


そんなこんなでハーフタイム(前半の総括みじけぇ!)。
神戸もリードしているみたいだし、このままではFC東京は降格してしまう。
今だからこそぶっちゃけると私は、ホームズスタジアム神戸というスタジアムをちょっとお前そこまで好きなら神戸サポになれよレベルに愛しているので、降格するなら神戸さんと一緒に降格したい、それならJ2でも我慢する、てか神戸さんじゃなきゃいやだあぁぁぁホムスタああぁぁぁどうかトモニ逝コウぜお願いします、とそれまで一心に思っていたのですが、
試合を見ているうちに、そんなことはどうでもよくなっている自分がいました。
とにかくサンガの勝ち試合が見たい、サンガが勝てるならもう他になにもいらない、と思った。
なんだかこんな思いになったのは久々だった。
変な話だけど、降格が決まりかけていたあの浦和戦よりも、「勝ってほしい」という思いが強かったかもしれない。
まぁ今年これまでスタジアムで勝ち試合観てなかったからかもしれないけど(笑)
なんていうか、サンガに対する変な愛しさがでてきたんだよなぁ。最終節にもなって。


とかいうことをハーフタイムに真剣に考えていたかというと実際はそうでもなく、頭の中は「おなかすいた」が9割を占めていましたとさ。
そんな空腹を抱えながらトイレから出てきた私の目の前を、あったかくて美味しそうな匂いを放つ「牛すじ煮込み」を手にして通り過ぎるお兄さんが!!

うん、即買ってしまったんだ。すまない。
普段は西京極の売店で食べ物買ったりしないのになー。今回はなんかこう、してやられたぜ!
でも買ったのがハーフタイムの終わりごろで、試合中にもぐもぐする羽目になりました。
わたしサッカーだけでなく映画とか、何かを見ながらもぐもぐするの嫌いなんだお・・・。
一緒に観たみんな、私だけ食べててごめんなさい(・ω・;)


後半は神戸の結果が伝わったのか、東京もパワープレイに出てきていた。
だから柳沢がトノと交代したのはわかる気がするんだ・・・。柳沢にフル出場してほしいっていうサポーターの気持ちももちろんわかるけども。
今思うとトノも今年限りだったわけだけど、でもパワープレー対抗要員というか、トノは背も高いしDFやらされたこともあるしで、得点より守備を期待されてたんじゃないかなぁ。
でも退場しちゃったのは本当に残念だった・・・。
レッドカードを提示された後、歩いてピッチから出る時、相手選手に対して必要以上にイライラしていた姿や、ベンチに下がった後の悔しさと苛立ちが入り混じったような姿を見て、その時はまだ本当にそうだとは知らなかったけれども、「あぁ、トノにもこれが最後の試合だっていう意識があったのかもしれない」と感じた。
あぁ今すごく文章が書きづらい。もっと早く、戦力外が発表される前にこのレポートを書いておけばよかった。
ある意味サンガにおけるトノを象徴している幕切れだけれども、こんな最後は辛い。


いつかこのことを書こうと思いつつ、結局書く機会はなかったんだけれども、私はトノは言われてるほど悪い選手じゃないとずっと思っていた。
だって、QさんがDFやらせてまで、サンガに残そうとしていた選手なんだから。
でも結果は本当に出せなかった。それが残念でならない。
私はいつも、「トノはいつかやるよ!!」と思って、2年前の天皇杯でのゴールの日から、また次のゴールがスタジアムで観れる日がいつか来るだろうとずっと待っていたんだけど…。


試合後、サンガの選手がスタジアムを一周したとき、選手がサインボールを投げ込んでいた。
そしたら、ゴール裏の、ちょうど私が座ってたとこの正面あたりにふらふらとやってきて、サインボールを投げたトノ。


そのボールは、客席には届かなかった。


ちょっとおどけたようなリアクションをとって、ボールを拾いに行き、改めてぽんっと客席に放り込んだトノ。
私にとってトノの最後の姿は、レッドカードで退場した姿ではなくて、あの「届かなかったボール」だった。
投げても、届かないボール。
あのボールが何よりもサンガでのトノを象徴していたようで、今こうして思い出すだけでも泣きそうになります。


あぁなんかもっと文章続けるつもりだったけど、しんみりしてしまった。やめよう。
最後にこれだけ。FC東京とのエール交換がなかったのは残念だった。
去年の大分戦でのエール交換には本当に感動したし、サンガだってJ2降格が決まってたんだから、やっても失礼ではなかったと思う。
FC東京のサポさんも、試合後もしばらく残ってくれてたし。真意はわからないけど、もしかしたらエール交換したかったのかもしれない。
でも、サンガ側が挨拶とかしてて、待ちきれなかったのか、選手が会場を集会する頃に一斉に帰り始めてしまった。
サンガもイベントが残ってたけど、試合終了直後とか、選手が回り始めの時とか、いつでもやるチャンスはあったと思うんだよなぁ。
ヤナギコールにかき消された応援といい、この試合の応援にはちょっと違和感がありました。最後だっただけに残念です。