INSTINCT MACHINEGUN

ポケモン好きのサンガサポ。夫はセレッソサポのパンダ氏。ゆるすぎる観戦記やら旅行記やら。

劇団四季「ジーザス・クライスト=スーパースター(エルサレムver)」京都公演初日を観に行った話

自分でもびっくりしたんだけど、5年ぶりのJCS観劇だったらしい。
前回行ったのは浅利慶太追悼公演の名古屋公演で、そのときの感想をTwitterだけにしか書き留めていなくて今回後悔したので、ちゃんとブログにも残しておこうと思う。

 

最初は東京公演に行こうと思っていたけど京都公演があると聞いてそれはやめて、京都公演の抽選販売に申し込んだらまさかの初日最前列がご当選してしまった。
自分はJCSのためだけに四季の会に入っているようなJCSのオタクなんだけど、えっこれもしかして人生の運使い果たした・・・!?
ロッキーホラーショーで初日「最後列」(森ノ宮ピロティホールの)は経験したことあるけど、JCSでこんなことあっていいんですか!?神よ!!

ということで京都劇場へ。
私の推しチームの京都サンガFCのでかい広告の隣にJCSのでかい広告があってテンション上がった。この間に立って記念撮影したかったよー

劇場についてさっそくパンフレットとグッズのクリアファイルを購入。
パンフレットはこの後につづく全国公演とセットになってるやつだった。
東京公演で売ってた缶入りのパンがほしかったのに京都公演ではグッズから消えてた・・・残念。

初日のキャスト。

名古屋公演で初めて佐久間ユダを見て、これはもう一度絶対見たいなと思ってたのですごく嬉しかった。5年間四季を辞めないでいてくれてありがとう。

ワイスアンナスの「それじゃ」の言い方が好きなので今回も見れてよかった。
しかし高井カヤパに佐野司祭って豪華すぎんか・・・!?

あと私はJCSのキャラクター(※役者ではなくキャラクター)でユダの次にシモンが好きなんだけど、これまで観てきた公演のほとんどが本城シモンで、今回大森シモンは初見だった。ちなみに過去に1度だけ本城シモンではない回を見たことがあるんだけど、調べたら佐久間シモンだったらしい。まじか。シモンも演じておられたのか。全然記憶にないわ・・・

開演中の舞台撮影可になってから初めての観劇だったので、ようやくエルサレムの荒野を写真に収められた。・・・けど座席の位置が低すぎてよくわからない感じになってしまった。岩とかは間近で見られて非常によかった。

足元までエルサレムの荒野が広がっている!
この砂の感じ、絵の具で描かれてるっぽいんだけど美術さんが手描きしたんだろうか・・・この面積を・・・?すごいな・・・。遠目じゃわからないけど、ところどころ赤の絵の具が使われてたのが印象的だった。

 

そして幕が上がってジーザスが登場するシーン見るだけで毎回感極まって泣きそうになってしまう。「ついにJCSはじまった!!」みたいな謎の感動がある。
しかし最前列の端の方だと役者さんが後ろ向いて演技してるときに、普段は(後ろ向きだから)見れない表情が見れたり、細かなアドリブの台詞がよく聴こえてとてもよかった。
パリサイ人が司祭に「去りました」って小声で報告してるのとか、むち打ちのシーンでジーザスに絡んでくる女に兵士が「もう十分だ、去れ!!」って言ってるのとか今まで全然聴こえなかったので新たな発見だった。

 

ていうか今回、佐野さんが司祭1をやると聞いて改めて司祭に注目して見てみたら(これまで司祭が出てくる場面ではアンナスを見てることが多かった)、司祭1ってあんなにソロパート少ないの!?佐野さんなのに!?びっくりしたわ・・・。
今までアンナスと言い合いしてる司祭が(出番の多さ的にも)司祭1だと思ってたわ・・・。まじか・・・。

 

あと大森シモン初めて見たけど、身長もでっかくて外見の雰囲気からしてめっちゃシモンにぴったりって感じでよかった。シモンオーラ出てた。あと細かいことだけど、冒頭の「Heaven on Their Minds」でユダが歌ってる間、信者たちが微妙にゆらゆらしてるやん?その揺れ方がうまいなーと思った。
ちょっと惜しいなと思ったのは歌かな・・・「とこしえの栄光と力を得たのです」のところもっと歌声が爆発してほしかった。爆発力さえ加わったら最高のシモンだと思う。

 

しかし最後の晩餐でジーザスとユダが決別するシーン、何度見ても何年経っても号泣してしまうわ。そんな毎回泣く!?ってくらい泣くわ。
佐久間ユダ、最初らへんはずっとうずくまってるけど、「このパンはわたしの身体」のあたりで鼻をすすって泣いてるのが聞こえてきて、「泣いてるようなフリ」ではなく「ガチ泣き」してる!?とびっくりした。ジーザスとユダのふたりがガチ泣きするくらい熱い演技を見せてくれるからいつもこっちまで泣いてしまうんだろうなぁ。

 

今回は下手に座ってたんだけど、ジーザスが捕らえられてから群衆たちに尋問される場面で、おみこしされるジーザスをユダがずっと見つめてるやん?自分もまさにユダと同じ視点になってジーザスを見上げる感じの座席の位置だったので、もうね・・・いろいろな感情で心の中がぐるぐるしていた。

 

ていうかユダが自殺するシーン、穴に落ちていくときの「キエア――――!!!」の絶叫がすごいなと思ってたら5年前の自分も同じ感想を書いてて笑った。

 

あと前後するけどヘロデ、きらびやかでありつつも個性があってよかった。5年前のときは間奏のときの「ワカドゥーワカドゥ―」みたいなよくわからん歌詞の部分をヘロデガールズが歌ってた(らしい。5年前の自分の感想より)んだけど、今回は普通にヘロデが歌ってたなぁ。

 

あ、あと「十字架にかけよう」のシーンにシモンとペテロの役者さんが群集役で出ているというのを知って、5年前に見たときは結局どこにいるのかわからんかったんだけど、今回はシモン役の大森さんの身長がでかすぎてすぐにわかったのでよかった(笑)

 

「スーパースター」のときのユダ、私は「銀貨30枚で中二病みたいな服を買ってはっちゃけてるユダ」と呼んでるんだけど(笑)めっちゃノリノリでよかったし、やっぱりロック調の歌い方できる役者さんはユダに向いてるな・・・と再確認した。でも、間奏のときに十字架を運ぶジーザスを見て、一瞬だけ天を仰いでつらそうな表情を見せて、またノリノリのユダに戻るそのギャップが最高というか解釈がよすぎる。この細かい表情で5年前も「もう一度見たい」と思ったんだよなぁ・・・。

 

ジーザスが磔になって釘打ちされるシーン、ここまでくると私は「もう物語が終わってしまう・・・」といつもしんみりしてしまうんだけど、十字架の横で野次馬のように釘打ちを見物している群集役の人が、ジーザスが釘打たれるたびに「ヒエッ」みたいな声出すので心の中で「じゃあ見るなよ」ってツッコんでしまったwwwwwここにツッコミ要素持ってくるのはやめてwwwww

 

カーテンコールのとき、拍手が鳴りやまないので何度も役者さんたちが出てきて、最後のカテコでジーザスがひとりだけ残って坂を上って行って、その後坂の裏を降りて行った。この坂の裏に去っていくカテコ、私は5年前の名古屋公演で初めて見たんだけど、それからずっとやってたんだなぁ。

 

来週のチケットも当選してるので、もう一度観に行ってきます。
本当は公演後半の時期に観に行って変化を楽しみたかったけど、実はひとつの公演期間に2公演見るのも初めてなので、それだけで最高!って感じである。

全国公演も行きたいなー(気が早い)