INSTINCT MACHINEGUN

ポケモン好きのサンガサポ。夫はセレッソサポのパンダ氏。ゆるすぎる観戦記やら旅行記やら。

柏の北嶋「死んできますんで」再考

いやー今日開催分の試合は大波乱だったようですね。
雷雨で中断とか、監督退席とか。
今節は全体的にすごい展開だなぁ。


昨日は「言葉がまとまらない」という理由で放っておいた柏・北嶋の「死んできますんで」発言。
一日考えて、ちょっと言葉になったので、書いてみる。
もいっかいその言葉を載せておくと

Q:交代に関しては?
「足がつりました。全身つりましたね。そもそも90分もたそうなんて気はさらさらなかったし、フィジカルコーチにも『死んできますんで』って言って試合に臨みましたんで、しょうがないというか、想定内でしたね」

昨日も書いたけど、姫苺はこの「死んでくる気」が北嶋に同点弾を決めさせたのではないかと思った。でも、そんな単純なものでもないと思った。
というのも、これは得点についての質問ではなく、その後の交代についての質問での発言だったから。


J's GOALでの全文を読むと、北嶋は今季初スタメンだったらしい。
「死んでくる」ほどの気合が入って当たり前の状況だ。
ここで、前述のコメントから伺えるのは、北嶋の「死んでくる気」の対象は、「得点」だけではなく「試合全体」だったということ。
「死ぬ気で点を取りに行った」のではない。「試合全体を死んでくる気でやっていた」のだということ。


ここからはあくまで憶測だけど、
仮にこの日の北嶋が、「死ぬ気で点を取りに行った」だけだったら、北嶋はゴールしなかったんじゃないかと思う。
彼が点を取れたのは、「試合全体を死んでくる気でやっていた」からではないか。
得点にこだわらず、というか、得点という些細な要素を超越し、全てを死んでくる気でやっていた。
そこまでしたからこそ、得点にまで到達できたんじゃないだろうか。


やっぱり言葉はまとまらない。
だけど、点を取るためだけの生半可な「死ぬ気」では、点は取れないんじゃないかと強烈に思った一言だった。