INSTINCT MACHINEGUN

ポケモン好きのサンガサポ。夫はセレッソサポのパンダ氏。ゆるすぎる観戦記やら旅行記やら。

1月の読書

修論提出してからも、なんだかんだで忙しかった・・・。
春休みの2ヶ月で30冊読みたいなぁ。


1月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1238ページ
ナイス数:8ナイス

不思議ちゃん不思議ちゃん
彼女はいままでに何冊もエッセイを出してるけれど、生い立ちから現在までを時系列で追った本は初めてだと思う。でも、いくつか「あれ、以前言っていたことと少し違う…」と感じたエピソードがあった。本人もたまにツイッター等の記述について「書いてあることが全部本当と思ってはいけない」と言っているし、嘘ついてるとかじゃなくて、プライバシーを守る意図があるんだと思う。離婚に関しても、やはりデリケートな問題だから、全てを語っているわけではないし。なのでこの本が100%真実で、これが彼女の全てだと信じ込んでしまうのは早計かも。
読了日:01月02日 著者:千秋


アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)
作者さんはクリスチャンだし、物語中にもキリスト教の話がしばしばでてくるけれど、そこに書かれている考え方は、むしろ東洋のアミニズムや、仏教で言うところの「悟り」に近いと思った。きっと、この本に出会ったこと自体が、読者にとって運命であって前兆なのだろうと思う。
読了日:01月06日 著者:パウロ コエーリョ


カフカ短篇集 (岩波文庫)カフカ短篇集 (岩波文庫)
カフカの物語は「こうなるんじゃないか」とか「こうなってほしい」という期待を必ず裏切る。(たとえばブルームフェルトのように)謎が謎のままであるばかりか、その存在すら放置されたり、(たとえば判決のように)流れの中で自然と予期する展開が、登場人物によって突然全否定されたりもする。読者はただただ振り回されるし、一筋縄では理解できない、納得いかない。でも、人生って得てしてそんなものなのではないだろうか。
読了日:01月16日 著者:カフカ


クリスマス・キャロル (新潮文庫)クリスマス・キャロル (新潮文庫)
レポート用に再読。守銭奴がこんなにあっさり改心して、性格も180度変わるかなぁ、と思ったけど、きっとスクルージは富に目をくらまされていただけで、本当は根がいい人だったから改心できたのだろうと予想してみる。世界中の人間が根っからの悪人じゃなくて、スクルージみたいに改心の余地があればいいんだけれども。
読了日:01月19日 著者:ディケンズ


magico 3 (ジャンプコミックス)magico 3 (ジャンプコミックス)
今回も2人の純愛ぶりにキュンキュンしてしまった。おまけ漫画がお色気あり、ほのぼのありでまた良いなー。
読了日:01月20日 著者:岩本 直輝


少女たちの魔女狩り―マサチューセッツの冤罪事件少女たちの魔女狩り―マサチューセッツの冤罪事件
レポート用に。集団心理って怖いな、と思う。むしろ、臭いものには蓋をする心理が。少女たちを狂気に追いやった、当時の度を越えた厳格さや娯楽のなさが、ピューリタン社会では当然と見なされていて、誰もそれが狂気につながることに気づかなかったことが何より怖いのかもしれない。
読了日:01月30日 著者:マリオン・L・スターキー

2012年1月の読書メーターまとめ詳細
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