INSTINCT MACHINEGUN

ポケモン好きのサンガサポ。夫はセレッソサポのパンダ氏。ゆるすぎる観戦記やら旅行記やら。

名波浩、引退

名波浩選手 現役引退のお知らせ


今日だけは名波のことを書くのを許してほしい。


ついにこの日が来てしまった。
全盛期の磐田が誇っていた「N-BOX」からついにスパイクを脱ぐ選手が現れてしまった。
しかも「N-BOX」の中核である名波が一番最初とは…。


思えば今週のマガダイ読んだとき、なんかおかしかった。
サカダイの連載で藤田俊哉が突然、引退に関する話を書いていた。
といっても、俊哉自身が引退するわけでもなく、モリシが関連してるわけでもないらしい。
そしてサカマガでの名波自身の連載。
そのシメの一文が、「我々はあと何回、名波のプレーを見られるだろうか」みたいな感じだった。
去年から引退の話はあったので、さほど驚いていないけれど、やはり寂しさを感じてしまう。


自分がサッカーを見始めて、初めて好きになったチームは磐田で、しかも当時の磐田はむちゃくちゃ強かった。
あの流れるようなパスサッカーは本当に素晴らしかったなぁ。
今思うと、オフサイドもわからんかった自分が当時の磐田のサッカーを見てたなんて、やっと歯の生え揃った子どもが毎日霜降り和牛ステーキを食べるくらいの贅沢だったけど(笑)
そのサッカーの中心が名波だったんだよなぁ。


そんで俊哉の移籍をきっかけに、黄金期の終焉を迎え、自分もいつしかサンガサポになってたわけだけど、
でもやっぱり名波がセレッソに移籍した時の衝撃は大きかったなぁ。
たしか名波が移籍したての時、ちょうどサンガと西京極で試合があって、名波が途中出場した。
もう完全にサンガサポだった自分だけど、名波がピッチに足を踏み入れた瞬間だけは泣きそうになってしまった。
あの髪の揺れ具合といい、走る姿は完全に名波なんだけど、ユニフォームはセレッソのものだった。
その姿を見た瞬間、「あぁもう本当に磐田の選手じゃないんだ」とか、自分が磐田好きだった頃の輝かしいサッカーとか、もうそれは戻ってこないんだとか、いろんなものが込み上げてきて、非常に泣きたくなった。
でもよりによってサポシで名波を見て泣いてたら完全にわけわからん人なので(笑)必死にこらえた記憶がある。
呼吸したら涙が出そうで、応援歌歌えなかったなぁ。


当時は泣きそうになってた自分だけど、今日引退のニュースを見たときは、涙の出る気配すらなくて自分でも驚いた。
N-BOX」が過去のものであるように自分の中でも月日が流れたんだろうなぁ。
名波のことだから、おそらくそのうち磐田の監督として戻ってくるだろう。
そしてあの頃のサッカーをもう一度再現しようとしてくるかな。
名波の采配が見てみたい。そして名波ジュビロを撃破するサンガを見てみたい。


名波お疲れ様、当時はたくさんの感動と勝利をありがとう。
敵としてもいい選手だった、本当にありがとう。


てか明日会見なのか、内容によっては明日も書いてしまうかもしれない…