- 作者: 平野宗浄
- 出版社/メーカー: 春秋社
- 発売日: 1998/10
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (3件) を見る
学者でもあるので、内容はやっぱり難しかったし(漢文読めるの前提だった…)一休の話は前半で終わってしまう。
でも、こらえて読んでたら、最後の方の話がとても面白くて、読んでよかったと思った。
「気」の話とか。「足の裏で呼吸する方法」が載ってます(・ω・;)
あと、禅における念仏や苦行など、いろいろ興味深い話があった。
「悟りが前提の禅の世界において、一生かけても悟れない大多数の信者はどうなるのか?」など。
なんというか、こういうマイナス面を教えられて、かえって「禅」というものを身近に感じた。
今までは禅を賛美した本しか読んでこなかったから、やっと表も裏もある「リアルな禅」を読めた感じ。
てか前に言及した本の筆者さんが「まだあまり言われてないから!」って主張しまくってた「維摩経」の話が普通に何度も出てきたんですが…(・ω・`)
今日はすごく初歩的っぽい仏教の本を借りてきたし、頑張って基礎知識つけるぞよ