INSTINCT MACHINEGUN

ポケモン好きのサンガサポ。夫はセレッソサポのパンダ氏。ゆるすぎる観戦記やら旅行記やら。

レアンドロが差別発言を受けたと主張している件

黒人選手抗議「サルと言われた」 J2試合後に混乱
人種差別発言か…東京V選手に「チンパンジー」
甲府・杉山、試合中に人種差別的発言!?


甲府と東京Vの試合で、レアンドロ甲府の選手から「チンパンジー」呼ばわりされたと主張しているらしい。
事実なら大問題の事件だ。


姫苺が黒人差別とサルに関わる言葉についての関係を知ったのは今回が初めてだし、日本では「黒人と猿=タブー」という意識は低いのではないかと思うけれども、
相手の人種や国籍がどうであれ、相手を「チンパンジー」呼ばわりすることは立派な侮辱だろう。


しかし、甲府の選手が本当にそう言ったのだと早急に考えてはいけない。
言葉と文化の違う人同士の間では、聞き間違い・見間違いは往々にしてあると思う。
(ハロウィンに「Freeze!」を聞き間違いして、射殺されてしまった日本人学生の例もあるように。)
チンパンジー」と口で言われたのか、それともジェスチャーで示されたのか、という重要な点ですら情報が錯綜しているし、
他にこの瞬間を見聞きした選手がいたのかどうかも不明だ。
「審判」等の単語を、頭に血が上ったレアンドロが聞き間違えた可能性だってある。


姫苺はこの場にいたわけではないし、もちろん本当に差別発言があったのか、それとも誤解なのかは知る由もないが、
この件は以前の「して」と「死ね」の事件のように、結局うやむやなまま決着をつけられてしまうのではないかと予想している。
「して」事件と同様に、事実かどうかの立証が困難だからだ。


それでは双方納得いかないだろうし、灰色のままで決着がつくのは最悪の終わり方だと思う。
けれども、悲しいことだが、往々にして、それしか決着の方法がないのだ。
灰色のままでは何も解決しない。
しかし灰色のまま解決させるしか手がない。
どうにかならないものか、と思うけれども、どうにもならないのだ。


もちろん、この事件が本当に灰色で終わるかはわからないし、新事実や証拠が出るかもしれない。
差別なんてなかった、というのが一番良いのには変わりがないけれど。