INSTINCT MACHINEGUN

ポケモン好きのサンガサポ。夫はセレッソサポのパンダ氏。ゆるすぎる観戦記やら旅行記やら。

芦屋読書サロン(ゲスト:町田康)その3

読書サロンのお話3日目。まさか3日も語ることになるなんて思ってなかった。
今日は町田さんの小説全体のお話。


まず、今回一番聞いて嬉しかったのが、この話。
音楽etcでも自分を表現してる町田さんだけど、「小説でしかできないことは?」と聞かれて、
「今源氏物語を訳してるんですけど、まぁそういうのは小説でしかできないですね」みたいなことを答えてた。
ちょっと自分の記憶が曖昧なのは、この「源氏物語を訳している」という一言が強烈すぎたからです(笑)
ま、町田バージョンの源氏物語とか発狂するほど読みたいのだが・・・!!(((゜д゜;)))
まさか光源氏が「くほほ」とか笑うのか。いや、そんなはずは(((;゜д゜)))
もうすぐさま会場を出て本屋に走って予約したい衝動に駆られた・・・!! 出版はおろか、公に発表されるかもまだわからんのに。
あぁでも本当に読みたくて発狂しそう、こんなに猛烈に何かを読みたいの久しぶりだ。
その後のトークも集中して聞けないくらいの衝撃発言(個人的に)だったなぁ。


次に「告白」に関連して、ここ最近の無差別殺人等の凶悪犯罪をどう見るか、という話になった。
そこで町田さんが言ってた「心の闇」の話に、妙に納得してしまった。
凶悪犯罪が起きると、必ずその動機に注目が集まるし、謎めいた動機の解明ばかりが取り沙汰されるけど、
そもそも人間は、犯罪を犯すときに限らず、全ての行動において、「どうしてそういう行動をしたのか」は、やった本人が一番わかっていない。
ただ、全ての行動における動機の中でも、世間的に注目されるのは「犯罪時における動機」だけなので、犯罪の動機のみが「本人には理由がわからない」ことであるかのように認知されてしまう。
そしてそういうものに、「心の闇」という名前がつけられてしまう。
しかし実際は、その「心の闇」というものは、誰もが、どんな行動をするときにでも持っているものである、と。
要約するとこんな感じかな。わかりにくかったらすみません。読売新聞に期待してください(笑)


町田さんはその「日常の行為における心の闇」というものを説明するのにすごく苦心してらして、会場にもわかったようなわからないような空気が流れてたんだけど、姫苺は言いたいことはすごくわかった。
そしてうまい説明ができないというのもわかる(笑)
なんか感覚的なもんだからさ、そういうの。英語における冠詞(「a」とか「the」とか)の使い分けみたいなもんだと思うんだよね。
言葉で説明すると余計わからなくなる。
町田さんのいう「心の闇」自体が本能に似たもの(決して本能と同一ではないけど)だからね。
でも無理やり説明するなら、なんだろう。朝目覚めてベッドから起きる瞬間とかがわかりやすいのかなぁ。
別にベッドから体を起こすのなんて本能とは関係ないし、自分の意志でやってるはずだけど、「なんでこのタイミングで体起こしたの?」って聞かれてもわかんないじゃん、普通。
うーん、でもやっぱりうまい説明にはならないな、町田さんですら出来なかったんだし自分には無理だ(・ω・;)


そしてなんと、まだ続きますこの話(爆)
いやー、今日は他にもいろんな記事書くつもりなので、あまりこの話ばっかり長々とは書けないので…。
このブログで一番取り上げるべきスポーツの話にもまだ到達してないし、ほんとすみません。
明日こそは完結します…! たぶん…!!