- 作者: ジョースタンリー,Jo Stanley,竹内和世
- 出版社/メーカー: 東洋書林
- 発売日: 2003/06
- メディア: 単行本
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無性に海賊の本が読みたくなって借りたのですが、なんとフェミニストの方々が、フェミニズムの視点から書いた本でした。
フェミニズムな本を読むのは初めてだったから、ちょっと新鮮で楽しくもあったけど、やっぱり内容的にはどこか「偏り」がありました。
「偏りを是正しようとすることによる偏り」というか。
フェミニズムの本としては良書(らしい)けど、純粋に海賊に興味がある人が読む本としては不十分かと。
この本の冒頭で、歴史資料上で存在が証明されてる女海賊と、彼女たちに関する信用できる資料は非常に少ないと述べられていて、
それゆえ後世の想像でゆがめられてしまった彼女たちの真の姿を探る、ということが宣言されているのですが、
女海賊の絶対数も、それについての正確な資料も非常に少ないのに、これだけ厚い本(ハリポタ級の厚さ)を書こうとしたらどうなるかは、まぁ想像の通りですよね。
ちなみに最近これ以外にもけっこう読書してるのですが、
レポート用の特に面白くない本だったりするので書いてません。
あと卒論用の「指輪物語」に関する専門書も読んだりしてるのですが、一応卒論の内容は秘密でいきたいので、卒論関連の本も基本的に書かないことにします。
ファンタジー全般を扱ってるとか、よっぽどの理由があれば書くかもしれないけど。
頑張って普通の本も読もっと。