INSTINCT MACHINEGUN

ポケモン好きのサンガサポ。夫はセレッソサポのパンダ氏。ゆるすぎる観戦記やら旅行記やら。

アテネ世代と北京世代

いやー、しかし北京五輪代表メンバーを見て慌てました。
な、名前すら知らない選手がいる…(((;゜Д゜)))
やばい、勉強不足だ…今から頑張って覚えないと…。


思えば4年前、姫苺のアテネ世代に対する注目ぶりは凄まじかった。
発表の日なんかずっとドキドキしてて、夜のスポーツニュースはしごしてビデオ録りまくってたもんなぁ。
それが今回は「え、今日が発表なの?」状態…(´Д`)
なんだこのギャップは…と自分でも思う。


自分のこの変化には、アテネで燃えつきたとか、色々な要因が考えられるのですが
メンバー表を見て思ったのは、
アテネと比べて、北京世代には、インパクトある選手が少ない」
ということ。
そりゃ自分の注目ぶりが違うわけだから、北京世代の印象が薄くても当然といえば当然だけど、でもなんかそれだけじゃない気がする。


今思うと、アテネ世代はすごく一人一人が濃かった。
大久保や闘莉王は言うまでもないですが(笑)
ひょろ長い国見卒筑波大生、ホビット族、双子、おとなしいけど陰ですごい仕事するボランチ、両サイドできるSH、FKブロッカーetc…。
なんというか妙に「キャラ立ち」している個性的な選手が多かったように思う。


それに比べると、北京世代には、インパクトある選手が少なく感じる。
印象が強い選手といっても、「授かっちゃいました〜」の安田、帰化した李忠成、移籍で注目を浴びた水本、海外組の本田、15歳から活躍してる森本くらいか。
「この選手活躍してるしよく聞くよね。でも、どんな人だっけ?」みたいな選手が(あくまで個人の感想だけど)多い気がする。
まぁ双子なんてのは先天的なものでどうしようもないけど(笑)
でも話題性は確実にアテネの方があった。
まぁ双子とか筑波大とかどうでもよくて、肝心なのはプレーですが、
プレー面で印象が強い選手もあまりいない気が。
よく、最近の若手世代を評して「技術はあるしうまいんだけど…」と言われるけど、まさにこれな気がする。
うまいけど、そしてそれぞれ得意なプレーや「武器」はあるけれど、
それが巻でいう頭みたいな「代名詞」にまではなっていないのでは?


話題性といえば、アテネ世代特有のものが2つあった。
ひとつは最終予選UAEラウンドでの「細菌性腸炎」。
アテネ世代は、あれで世間の注目を一気に集めた気がする。
ジーコジャパンでの中国アジアカップのように、サッカー好きにとっては無性に応援したくなる状況だった。
その直後に日本での3連戦。そりゃ盛り上がりますよ。
監督含め、選手たちはかなりしんどい思いしたようだけど(・ω・`)


もうひとつは、テレビ局の異様なプッシュと、それに付随したニックネーム大作戦。
「浪花のゴン」「右サイドのスピードスター」程度でやめておけばよかったものを、
「和製ベッカム」「美白のロベカル」など言いだす始末。
あれには日本中のサポーターがドン引きしたわけですが、
今思うと確かにインパクトはあったし、嫌でもその選手が印象に残った。
うーむ、結局テレビ局の思う壺か…。


とにかく、チームや個人としての強さはさておき、
比較的個性あるメンバーが多かった中、上記の様々な要因が加わり、アテネ世代は非常に「濃く」、インパクトはあったと思う。
トルシエ率いるシドニー世代なんか、これは見たことないから予想でしかないけど、もっと濃かったんじゃないだろうか。
だってあのメンツですよ。カルピス原液並みに濃いって(((;゜Д゜)))
そういえば北京世代には、大久保や闘莉王みたいないわゆる「問題児」タイプもいないなぁ…。


ふとした疑問からいろいろ書いちゃいましたが、
でも北京世代が真の「インパクト」を作るのは今から。
アテネ世代に、いやシドニー世代にも負けない活躍を期待しています。