INSTINCT MACHINEGUN

ポケモン好きのサンガサポ。夫はセレッソサポのパンダ氏。ゆるすぎる観戦記やら旅行記やら。

今、一休さんが熱い!!

それは先週の日曜日、読売新聞のとある書評を読んだのがきっかけだった。
一休さん」で知られる一休宗純和尚の書いた漢詩と、その現代語訳・解説を完全収録したという『一休和尚大全』なる書物の書評。
そこに書いてあった一休さんの生き様を読んで、初めて知って、ものすごい衝撃を受けた。


こいつはなんてパンクな僧侶なんだ…!!


それからいろいろ調べてわかった「一休さんのパンクぶり」を一部まとめるとこうだ(下記参考URLより)

  • 戒律で禁じられている「飲酒」「肉食」「性交」をやりまくる。
  • しかも女だけでなく男も抱く。しかも女の陰毛と淫水フェチ。
  • 経を読んでくれと頼まれ、一発屁をこいて終了。
  • 僧侶なのに、死ぬ間際に放った一言「死にとうない」

ちょw 一休さんの生き様すごすぎるwww


実際の一休さんは、アニメの可愛らしい小坊主姿からは想像もできないほど、破天荒な生き方をしていた。
つまり、戒律という戒律を破り、本能のままに自由な生き方をしていたのだ。
まさにPUNK ROCKそのもの、いや、それよりすごい生き方じゃないか。


しかも一休さんの素晴らしいところは、ちゃんと信念を持って戒律を破りまくってるところ。
信念も持たずにこんな自堕落な生き方をしていたら、ただの阿呆だ。
しかし彼は、腐った仏教界を変えるために、あえてそういう生き方を選んだのだ。
ちゃんと行動にメッセージを伴っている。
これぞパンク精神の真骨頂じゃないか


シド・ヴィシャスの600年も前に、こんな強烈なパンク精神を持った人間が、日本で活動していたなんて。
驚愕だ。驚愕以外の何物でもない。全身が震える。
さらに600年前に「ドクロ」を身につけるというファッショナブルぶりを見せている。
うわぁ、一休さんに比べたら、シド・ヴィシャスなんか屁のように思えてきた。


今まで姫苺は、18世紀イギリスの牧師で、牧師なのに「世界最大の奇書のひとつ」と名高い『Tristram Shandy』という超絶馬鹿馬鹿しい書物を著したLaurence Sterne師匠を、人間としても作家としても大尊敬していたのですが
やばい、一休さんはスターン師匠を軽く凌駕し、斜め上を行きまくっている!!
スターン師匠以上に「聖職者なのにふざけている」素晴らしい人がいたなんて!!(((゜д゜;)))
ああぁぁこの感動をどう表現すればいいんだああぁぁぁ!!


あぁ、一休さんが現代に生きているなら、今すぐ走っていって「弟子にしてください!!」と叫ぶのに
とりあえず一休師匠の生涯を調べまくることから始めなければ
ユダの次は一休か。キリスト教の次は仏教か。


でもスターン師匠の時は、「スターン師匠神すぎる結婚したい!!」と熱烈に思った(今も思っている)けど
一休さんとは結婚したくないなぁ、変態すぎる(^ω^;)

*参考URL*
Laurence Sterne師匠とその著作(奇書)『Tristram Shandy』について
wikipedia:ローレンス・スターン
wikipedia:トリストラム・シャンディ
一休和尚の言動の数々ついて
wikipedia:一休宗純
一休とは - はてなダイアリー←これの筆者さんも神すぎる
一休和尚大全 : 書評 : 本よみうり堂