INSTINCT MACHINEGUN

ポケモン好きのサンガサポ。夫はセレッソサポのパンダ氏。ゆるすぎる観戦記やら旅行記やら。

少し昔話でもしようか

高校時代、毎日がとても楽しかった。
部室でたくさんの仲間たちと一緒に、騒いだり、ふざけたり。
でも、その頃の自分は、とても泣き虫で、みんなに甘えてばかり、頼ってばかりだった。
そのせいで高校時代、そして一年間の予備校時代も、たくさんの友達に迷惑をかけっぱなしだった。
そんな自分がすごく嫌だったし、間違ってると思った。
めそめそして、消極的で、人に甘えてばかりじゃ駄目だ。
こんなんじゃ、いつか愛想つかされてしまう。
強くならなければ、と思った。


大学生になった。
元々友達を作るのが上手くない自分は、4年間、片手で数えられるほどしか友達がいなかった。
予備校時代の仲間たちとも、ほぼ疎遠になってしまった。
友達の数は少なかったけれど、みんな最高にいい人たちばかりで、それなりに楽しかった。
それでもやはり、人と触れ合う時間は多くはなかった。
ますます強くならなければと思った。
一匹狼でも、二本の足で立って生きていけるように。
いつの間にか、あまり泣かなくなった。


そうして、卒業が近づいて来た頃。
「これさえあれば何があっても大丈夫」と思って、命綱のように握りしめていた数本の糸が、次々に切れていった。
切れないと思っていたものが、あっけなく切れた。
自分がまだ弱いせいだと思った。
それでも、命綱なしで進むしかない。
傷ついても、血まみれになっても、剣を握り締めて、一人で道を切り開かなければ。
さらに強くあらねばと思ったし、それが正しいと思っていた。


大学院生になった。
研究室は、高校の部室を彷彿とさせるような場所だった。
突然仲間がたくさん増えて、舞い上がった。
同時に、大勢の中で自分が今までどうやって振る舞っていたのか、すっかり忘れてしまっていた。


それでも自分は強くなったから、うまくやれると思っていた。
でもある日、そんな今までの生き方もまた、間違っていたんじゃないかと突然気づいた。
弱い自分は好かれないと思った。
けれど、強い自分も好かれないと気づいた。
次はどうしたらいいんだろう。
一気にわからなくなった。


自分はまた変わらなきゃいけない。
でも、気を抜くと一気に昔の泣き虫な自分に戻ってしまいそうで怖い。
真ん中くらいが一番いいのに、どうして両極端にしかなれないんだろう。
どうしたら真ん中になれるのかわからない。


突然ブログの更新放り投げてしまってすみませんでした。
毎日見に来て下さった方がいらっしゃったらごめんなさい。
こんなに更新しなかったのは、院試直前以来だ。