INSTINCT MACHINEGUN

ポケモン好きのサンガサポ。夫はセレッソサポのパンダ氏。ゆるすぎる観戦記やら旅行記やら。

芦屋読書サロン(ゲスト:町田康)

ついに行ってきました、読売新聞の読書サロン…!!
もう昨日の夜から全力でドキドキしてしまって眠れなかった(((;゜Д゜)))
なんかもうこんな平凡な学生が、神いわゆるゴッドである町田さんトークなんぞ拝聴しに行っていいのかと不安になり…。
町田さんの文章を尊敬してるとか言ってるくせに、昨日はブログに嬉々として美少女フィギュアの話なんぞ書いてる始末だし
矢吹じゃなくてお前にドン引きだよ(((゜Д゜;)))


でも、別に「町田康オタク選手権」に行くわけではないし、
今回のテキストである「エゲバムヤジ」を偶然読売新聞紙上で読んで感涙、町田康なんて全く知らなかったけど勢いでハガキ出したら当選しますた、みたいな人だってきっと来るんだから大丈夫、と自分に言い聞かせました。


そんで手持ちの中で最も芦屋っぽい(しかし実際は地元のスーパーとユニクロで買った)服を着ていざ出発。
あまり早くから行きすぎて間違って前の方の席になったら緊張しすぎるので、開場時間ちょっと過ぎてから行ったら逆に席埋まってて困った(^ω^;)
でもほどよく後ろの方の席に座れたからよかった。
いろんな年齢層の方が来てた。友達同士で来たらしき男子大学生のグループとか、セレブっぽいおばあさまとか。
いかにもパンクの人はおそらくいなかった…はず(全員は見てないので)
あ、でも右翼の地毛チョンマゲのお侍さんはいた!
いやぁ、姫苺も大学でよく右翼の方を見かけますが、あそこまでインパクトある右翼は初めて見ました。思い切ったなぁ。


町田さんが出てくる前は、とにかく緊張して本当に泣きそうだった…。
開始までの5分が異様に長かった。こんなに震えるような心境、大学の合格発表以来かもしれん…。
ちなみにメモとろうかと思ったけどやめました。
要旨はそのうち読売新聞に載るだろうし、自分の心に残る言葉だけ残ればいいと思って。
残ったのがきっと自分にとって本当に必要な言葉だろうし。
このブログにも内容を細かく書いてもいいんですが、きっと他にやってくれる人がいるだろうし、読者の9割は町田康に興味ないサンガサポだろうから(笑)印象に残ったことだけ。


まず町田さんは真っ白いスーツで登場。
登場時に、トーク用の椅子の方に来ずに、パネルの裏へ行っちゃったから、「ウケ狙い?」と思ったら素で間違ったらしい(爆)
ちょ、町田さんって実は天然なの!?(((;゜Д゜)))
でもトークは大阪人らしく、笑いの要素をふんだんに盛り込んで、めちゃめちゃ面白かった!


まず、原稿用紙9枚という制約がある中で書くことの大変さを語ってらした。これ「読書サロン」に登場する作家さんはみんな大変って語ってるけどね。
とにかく短くまとめるために、「書く」って決めた要素以外は書かない、というようにするのが大変だったと。
ほっといたら(いわく「告白」のように)意図せずどんどんいろんな要素書いちゃって、どんどん長くなっちゃうそうです。
そうだよなぁ、姫苺も文芸部だったころそうだった(笑)
なにげなく書いた要素が、先を書き進めるにつれ伏線に変化したり、ってこと、確かにある!!
そういうのをいかにたくさん組み込めるかが、面白い作品になるかどうかだと言ってらした。
・・・うーん、町田さんの説明はあんなに面白かったのに、姫苺がまとめると面白くもなんともないな(^ω^;)


「エゲバムヤジ」という語についての話もよかったなぁ。
エゲバムヤジは「不可解なもの」であるわけだけれども、その「不可解な」というのは、書き手の主観であり、その「もの」の本質ではない。
だから、いくら「不可解なもの」と言っても、その「もの」の本質に迫ったり、それを表現したりできているわけではない、と。
で、その筆舌に尽くしがたい「もの」を表現するためには、「エゲバムヤジ」のような名前を与えてやり過ごすか、なんとか頑張ってその「もの」を言葉にするか、の二択だそうです。
こういうこと考えたこともなかったよ。考えたことなかった、というか、そこまで言葉にこだわり持ったことない。
プロの作家の話を生で聞いたのは初めてだけど、すごいな、やっぱりこういうこと考えてるから芥川賞獲れるんだなぁ。


あーまだ続きあるけど、長くなりすぎるから明日に回します。興味ある人は待っててください。
もしかしたら3回くらいに分けるかも…。
てか町田さんの御言葉は本当に崇高だったのに、それに付随する姫苺の感想が陳腐すぎて泣ける
なんか町田さんの言葉にまで姫苺菌がうつって陳腐になってくるようで(((・ω・;)))