INSTINCT MACHINEGUN

ポケモン好きのサンガサポ。夫はセレッソサポのパンダ氏。ゆるすぎる観戦記やら旅行記やら。

僧侶詰め合わせ

2冊目の一休さん読書。

名僧列伝(一) (講談社学術文庫)

名僧列伝(一) (講談社学術文庫)

なんと一休さんだけでなく、「バガボンド」にも出てくる沢庵和尚まで載ってた!(゜Д゜;)
前の3人は全く知らない名僧だったけど、一応読みました。
そこにある活字は何でも読むタイプなので…。


一休さんに限って言うと、昨日の本で長々と詳細に語られていた彼の一生を、簡潔に要点だけまとめた感じ。
自分みたいな初心者にはよかった。


でもこの著者さんが、かなり曲者というか、自己主張が強い方のようで…。
名僧たちの生き方で理解し難い部分があると、かなり堂々と批判しています(・ω・;)
さらに、「私は〇〇とは〇〇だと思う」と、自分の仏教観を突如断定的に述べ、その仏教観に基づいて話を進めていったり…。
例えば、「私は来世は当然あると思う」というようなことを、そう思う理由の説明もなく断言したり。
根拠もなくそんなん言われると、盲目的に信じ込むか、疑うかしかできない。
うーん、語り手があまり前面に出てくるのはなぁ…。


こういう伝記的な本の場合、著者は「案内役」だと思うんですよ。
読者がスムーズに名僧の人生を追うための。
そこではあまり語り手は、でしゃばらない方がいいと思うんですよね。
サッカーの審判と同じで。
審判が目立ちすぎる試合は、良い試合にはならないし。


まぁそこに目を瞑れば、入門書としてはいい本かなぁと思いました。