- 作者: フランツ・カフカ,本野亨一
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1953/03/30
- メディア: 文庫
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鬱々。
『審判』本編も鬱だけど、付属の『解説』に書かれているカフカの生涯読んでさらに鬱になった。
この読後感の不快さといったら・・・。
物語の最後の一文、「屈辱が、生き残っていくような気がした。」
「屈辱」を「虚無」に変えれば、まさにこんな読後感だ。
これほどまでにひとりの人間は、社会において無力なのか。
権威とはこんなに複雑で、果てがないものなのか。
この物語についてレポート書いてる間に、さらに鬱になりそうだ