INSTINCT MACHINEGUN

ポケモン好きのサンガサポ。夫はセレッソサポのパンダ氏。ゆるすぎる観戦記やら旅行記やら。

「ジーザス・クライスト=スーパースター エルサレムバージョン

前回のジャポネスクに続いて、今日はエルサレムを見に行きました。
今回は、母上がわざわざ買ってくれたレコードプレイヤーで、昔のジーザスのレコード(鹿賀丈史さんや市村正親さんの時代の)や、海外の映画版のレコード聞いて、ばっちり予習していきました。
前回は何ともなかったのに、今回は楽しみすぎて緊張したよー。


この辺の一連の日記で書いたことを再度思って感動したのですが、もちろん新しい感動もありましたよ。
てか今回も、ちゃんと前回のユダと同じ金森さんで超嬉しかった!
でもユダというお気に入りができてしまったせいで、劇の途中でユダばっかり見てしまって、全体に目があまり向けられなかったりした。
意図して全体見るようにしてたけど、やっぱり目はユダに…。
こういうのサッカーでもよくある。好きな選手が出たら、その選手の動きばっかり見てしまうっていうのと同じだ。


レコードのおかげでほぼ歌詞覚えてて、次々に次の歌詞が浮かんでくるから、
一語一語真剣に歌詞を聞いて、ストーリーを追いかけてた前回に比べて、あまり劇に集中できなかった。
なんていうか、「あ、次これを言うな」って考えてしまうというか。
だから最初は、あまりお話に没頭できなくて、前回みたいな「初めて見た時特有の衝撃」みたいなのも薄いし、正直ちょっと冷め気味の感じで見てたんですが、それは突然やってきた。
「最後の晩餐」のシーンで、なぜか突然物語に入り込んでしまって、泣いてしまった。
ユダが、「全てあなたの望んだことなんだぁ!」かなんか言って、ダーってジーザスの元に駆け寄って、抱きつく場面。そして、そのユダをかたく抱きしめるジーザス。
なんかね、うまく言葉にできないけど、その時に、突然ものすごく2人の感情がグワーって伝わってきたんですよ。
その後にユダを突き飛ばすジーザス。お互いに対する愛と裏切りみたいなのをすごく感じて、うわーって突然涙出てきた。もうボロ泣き。
正直泣くなんて思ってなかったからびっくりですよ!
その後もユダに感情移入してしまって、ジーザスが捕らえられた姿を見ているユダとか、「言い訳するな」って言われてるユダとかを見て、ジーザスをすごく愛してるのに、全て裏目に出てしまう姿が可哀想すぎてまた泣けました。
ユダって本当にいいね。金森さんもいいけど、ユダって役自体が本当にいいキャラクターだ。


ユダといえば、今日のカーテンコールのユダは、超ハイテンションでびっくりした(゜д゜;)
ジャポネスクの時の、亡霊のようなユダとはえらい違いだ!
ジャンプしてソウルガールを呼びに行って、群集と踊ってる姿見てびっくらこいたよ!
てか今日初めてソウルガールをしっかり見たんだけど、すごく可愛くて色っぽかった。ああいうのタイプです。


あと、今日ものすごい事実が発覚した。
今日帰ってパンフ見るまで、カヤパ様とピラトが同一人物だと思ってた(爆死)
というか、ピラトという存在が自分の頭の中になくて、予知夢の話の独唱とか、あれ全部カヤパ様だと思ってた(゜д゜;)
うおー自分アホすぎる! ピラトごめんよピラト
でも権力者の皆さんの関係図、難しくないですか? 誰が誰で、どんな地位の人なのか今日やっと理解しました(おい)
てか今日のカヤパ様とアンナス、なんか声のキーがほぼ同じで、「ジーザスは死ね」のとこの合唱があまり面白くなかった…あそこ好きなのに。
やっぱりカヤパ様が超低くて、アンナスが笑っちゃうくらいの甲高い声、っていうのがいいんだよ。
前のジャポネスクの時はちゃんと高さ違ったはずなのに…同じ俳優さんだったのになぁ。


あとヘロデ王ワロタw
ジャポネスクの時の3倍くらい笑いましたよ!
個人的にはやっぱり映画版のぽっちゃりヘロデの方が好きだけど、その人に負けないくらいプリプリしてて面白かった(笑)
最後の倒れ方?がすげーうまかったよ。全体的にうまかった。「ひょうきん」のツボをすごくわかってる人だった。


エルサレムとジャポネスク、どっちが好きかは…うーん、難しい。
どっちもいいところがあるし。
舞台装置はやっぱりジャポネスクがすごいし、ヘロデ王の歌舞伎口調とか、市場の和風の商品も好き。
「スーパースター」の鳥かごに入ったユダも好き。
あと磔のシーンは断然ジャポネスクだった。エルサレムは人がウロウロしてて、ジーザスに集中できない(´д`)
でもエルサレムにもいいところあって、あのシンプルさとか、ヘロデ王のプリプリとか、
あと、エルサレムの方が、ジーザスの孤独っぷりが伝わってきたなぁ。いや、これは2回目だからそう感じるのかも。
ウルガールと冒頭の演出は、こっちの方が好き。
あぁやっぱり決められないな。


これでしばらくジーザス、というか劇団四季を見れないのが寂しい。
機会があったらCATSとかライオンキング見に行きたいなぁ。
そして運がよければ金森さんをまた見たい。
この「ジーザス」は本当に感動したし、考えさせることも多かったし、いろんなインスピレーションを与えてくれた。
この劇に出会えてよかった。