INSTINCT MACHINEGUN

ポケモン好きのサンガサポ。夫はセレッソサポのパンダ氏。ゆるすぎる観戦記やら旅行記やら。

2016年天皇杯2回戦 セレッソ大阪 vs 京都サンガ

この試合についてやっと筆をとる気になった。
いや、ちょっとTwitterとか見てると試合後のサンガサポとセレサポがお互いにギスギスしすぎていて、私はその仲たがいぶりにだいぶメンタルを病んだのだけれども、やっぱり何も書かないのはもったいないし、観に行った試合は書くと決めたから、このブログがどういう流れに帰結するかわからないけど書く。


ということでまさかの天皇杯2回戦で夫婦ダービーが開催されることになってしまった。
家庭内で負けた方が敗退というシビアな試合である。
まだ天皇杯だからいいけど、同じことがプレーオフとかでも起きたらどうしよう・・・嫌だな・・・。


長居は雨が降ったりやんだりのお天気。
私はキンスタに来るのをひそかに楽しみにしていました。
というのも、この時期長居公園イシツブテの巣になっていると聞いたから!!
イシツブテいっぱいGETするぞ!!と張り切ってポケモンGOを起動する。

しかし、なかなか出てこない・・・。
おかしいな、カニは出てくるのにイシツブテいないぞ・・・。
このまま1匹も捕まえられないのは悲しすぎるので、小雨が降る中、ヤンマースタジアムを一周して探してみることにした。

てくてく歩いて、キンスタとは反対側にあるマラソンゲートまでやってきた。

ここはポケストップになっている。
キンスタの反対側には小道?のようなのがあって、そこをジョギングしている人がけっこういた。
道端にこんな私向けの看板を発見。

やっぱりポケモンを探しに来る人、多いんだなぁ・・・。
ヤンマースタの外周は徒歩10分くらいで一周できました。
収穫はというと

な、なんとか1匹GETできたぜ・・・!!(ぜえはあ)
帰るまでにさらにもう1匹GETしたけど、結局この日出会えたイシツブテは2匹。
うーん、巣になってるわりに出てこないんだなぁ・・・。

ちなみに長居公園にはナッシーの群れも出現していましたw

スタジアムに入りました。
この日はメインスタンドの真ん中付近で見ました。普段のリーグ戦ではオーナーズシートになっているエリア。
バックスタンドも緩衝帯でホームとアウェイに完全に分かれてたので、セレサポのパンダ氏とサンガサポの私が一緒に見れるのはこの席くらいだった。
本当のど真ん中は関係者席になっていたようで、セレッソのスタジアムDJの西川君が来ていました。
そうか、リーグ戦ではDJやるから観戦できないもんね・・・!
関係者席はなぜか1座席に2つもドリンクホルダーがついててすごかった。

セレサポの皆さん。パワグロを歌っているところ。

こちらはサンガサポ。たくさん来てる!
オーロラビジョンが明るすぎるせいか、アウェイゴール裏は暗くなってしまってあまりきれいに写せなかった。

そうこうしているうちにフェアプレーフラッグと選手入場。ち、近い!!
この日は世界フェアプレーデーだったらしいです。
今回の席は前から5列目くらいだったので、本当にピッチが近く感じました。
あとピッチだけでなく大熊さんがすごく近かったwwwww
キックオフ前、ダニロビさんがリカルドサントスに挨拶しに行って、熱い抱擁を交わしていたのが印象的でした。


試合前半、セレッソは1回戦で10得点してるし、さてどうなるかと思ったけど、徐々にサンガペースで進んでいく。
そして14分、ダニロビさんのアシストから山瀬のゴールで先制!!
私が座っていたところは周囲がほぼセレサポさんだったんですが、「うおおおおお!!」って一人でめっちゃ盛り上がってしまった(笑)
しかしセレッソには前回3点差を追いつかれたわけだし、油断できないなぁ・・・と思っていたら、吉野が杉本健勇を倒してしまい、PKを与えてしまう。
うーん、このPKについてはいろいろ疑惑がささやかれていますが、少なくとも私の席からはよく見えなかった・・・。
そしてそれをしっかり決めるけんゆー。
けんゆー、ほんと去年までは「永い眠りから目覚めて活躍したと思ったらまた永い眠りにつく」なんて言われてましたが、今年は見違えるように良い選手になったなぁ・・・。
そういやこのPK判定のときにキロスが第4審に抗議してたんだけど迫力ありすぎたw


この同点ゴールをきっかけに徐々にセレッソペースになっていって、後半。
染谷が2枚目のイエローで退場してしまう。
これは誤算だっただろうなぁ。せっかく古巣対決だったのに、残念。
ここからサンガの我慢の攻防の時間帯がはじまる。
10人なのでもっと崩れるかと思ったけど、気を抜かずに守れていたし、攻撃の意識もあった。
セレッソとしては90分で決めたかったところだろうけど、延長戦へ突入。

延長前に撮影したバクスタ。
天皇杯ではいつものポールに共同通信社とかの旗が掲げられるせいか、両チームのフラッグはここに飾られていました。

延長戦開始前、サンガゴール裏のサポーターがまたしても中央に集合!
「とびはねろ 立ち上がって歌おう」の歌を大合唱していました。
いやー、やっぱり真ん中に集まると声の迫力が違うね。
セレサポからはブーイングが出てましたが・・・。まぁ、そりゃそうだよね、自分たちの応援スタイル真似されてるようなもんだからね・・・。
そして歌い終わったらまた散らばるゴール裏。…ってそのまま真ん中で応援しないんかい!!wwwと心の中でツッコむ私であった。
まぁ荷物おいてずっと真ん中に集まるのは防犯上よくないし、仕方ないけどね…。


延長前半もしのいで、延長後半戦へ。
パンダ氏が「サンガはPK狙いじゃない?PKだと人数少なくてもイーブンな条件になるし」と言っていたけど、選手たちからはそうは感じなかったし、やっぱり延長戦で決めれるなら決めたい。
ピッチ脇ではアンドレイが準備していて、あーアンドレイが決勝ゴール決めてくれないかなぁ、なんて思っていた矢先、
ソウザの個人技から、ゴールを決められる。
もうこの瞬間のセレサポさんたちの盛り上がりはすごかった。パンダ氏もすごく喜んでて、急にテンションが上がって元気になった様子を見て私は「いや、試合前は過密日程になるから勝てなくてもいいとか言ってたやん!!」とぷんすかしたのであった。


まぁ、延長後半は正直これだけならまだよかったんですよ・・・。
ここから試合は信じられないほど荒れていく。
フェアプレーデー?なにそれ?って感じ。
試合中はそんなそぶりを見せていなくて気づかなかったけれど、けんゆーが肋骨骨折したのもこの時間帯。
ほかにもセル君のちょっと危ないファウルが出たり等、セレッソサポーターが憤るのも無理はないという感じだった。
あとあんまり話題になってないけど、サンガベンチに転がっていったボールをサンガコーチ陣がけんゆーに投げ渡してあげたとき、偶然けんゆーの顔付近にボールが当たってしまい、周りがザワザワッとなったりしていました。
けんゆー本人は全然気にしてなかったけど。


一方、サンガ側から見ると、どうもセレッソの時間稼ぎにイライラしていたようで、特に、セレッソベンチにボールが転がっていったのに、セレッソの選手もスタッフも誰も取ろうとしなくて、サンガの選手(誰か忘れてしまった、ごめんなさい)が遅延行為じゃないかと手を広げて抗議する場面がありました。
その他にも、プレーが止まったときにセル君が第4審に「審判ちゃんとやってよ!!」と言いに駆け寄って来たりしてました。(ほんとにこう言ってたのが聞こえました)


なんだか悪い空気のまま、試合終了。
終わった瞬間、なんだかものすごく悔しくて、負けたことが悲しくなって、帰りにキンスタのトイレで泣いてしまいました。
私も試合前は「まぁ天皇杯勝っても過密日程になるしな・・・」と思ってたんですが、いざ敗退してみると、なんでこんなに悔しいのかが自分でもわからなかった。
まぁ周りにセレサポさんが多くて、すごく喜んでるのを目の当たりにした、というのもあるかもしれないけど、思うに、選手たちが10人になっても最後まで必死に戦っていたからだと思う。
選手たちの頑張りが伝わってきたから、あんなにまで悔しくなったのか。


と、いい試合だっただけに余計に、後半の荒れ具合と、試合後セレサポとサンガサポが互いに相手チームへの怨恨を抱いた様子が散見されたのが本当に残念を通り越してショックでならない。
サンガサポがイライラする気持ちはもちろんわかるんですよ。あの誤審の可能性が高そうなPKさえなければ、90分でサンガが勝利していたわけだし、延長後半のボール渡さなかった事案に代表される、ルール違反じゃないけど紳士的でもない「時間稼ぎ」に苛立つのは当たり前。
でも、一方でセレサポが憤慨するのも当然なんですよね。延長後半は明らかにこちらのファウルが多かった。セル君のはたしかに危なかったし、そしてなにより、現在のエースというべき健勇が骨折してしまう結果になった。
セレサポの皆さんはたぶん、前回の3-3だった試合のときに、清原が脳震盪で倒れていたにも関わらず、サンガゴール裏からブーイングが飛んだときから、サンガに対して不信感持ってたんだと思うけど、それが健勇の負傷でついに爆発したんだと思われる。
清原、あれから試合に復帰できてないし。
で、どっちの気持ちもわかるだけに、両者の溝が深いことも同時にわかってしまって胸が痛い。


健勇が骨折したのは、セレッソ側ではアンドレイの「故意の膝蹴り」によるものと認識していて、そこがさらに怒りを生んでいる。
実際、エルゴラの記事で健勇がはっきり「アンドレイはわざと膝を入れてきた」と発言していて、なんだかもう世間ではアンドレイが完全に悪いみたいになっている。
でも、肝心のこの場面の映像が残っていない。
皆さん承知のように、この試合はテレビ中継もなくて、疑惑のPKは動画が拡散されていたりしたけど、健勇が負傷した場面を含めた、その他の場面を確認する手段がない。
だから、あの場面でアンドレイが本当に故意に膝蹴りをしたのか、それとも偶然だったのか、誰も映像で見返すことができない状態になっている。


私は実はこの場面、幸か不幸かたまたま見ていなくて、自分にはどう見えたか、というのが語れないんだけれども。
世の中には、あの場面を生で1回だけ見た人と、全く見ていない人しかいなくて、「1回だけ見た」印象や、自分の目でなく伝聞で入手した情報による印象で、アンドレイのあれは故意だった、ということがほぼ既成事実のようになっていることには、少し違和感を覚える。
もしかしたら本当に故意だったのかもしれない。でも、そうじゃないかもしれない。
そこの白黒をつける手段がなくて、裏付けがないまま、ただ声の大きい方の主張だけが浸透していくのが、なんというか、サンガサポとして、アンドレイのファンとしてもどかしい。
これが映像見返して、やっぱり故意だ、と批判されるなら甘んじて受け入れるべきだと思う。
けれど、ライン割ってるかどうかが映像を見返さないと確信をもって判断できないのと同じで、試合中の印象だけで語られるべきでないデリケートなことが、当然のように語られているのは、ちょっと短絡的な状況なんじゃないか。


映像を見返したい試合に限って、映像が残ってない。もどかしい。


個人的にはエルゴラは健勇だけじゃなくて、アンドレイの意見も聞いてきてくれないかなぁ、と思うんだけど、無理なんだろうか…。
もし本当に非があるなら謝罪すべきだし、故意でないなら、そうだとはっきり主張した方が良いと思うんだけど。
下手に何かを発信すると、火に油を注ぎそうだからかなぁ。


はー今年の天皇杯も終わってしまった。リーグ戦に集中しよう。
でもよく戦ったみんなに拍手。